B型肝炎の母子感染の多くは防には
B型肝炎ウイルスに母親が感染しているという場合、胎児に感染してしまう可能性があります。この感染経路については、胎盤を通してではなく、分娩時に胎児が産道を通る時に起こるとされています。
予防するためには、まずB型肝炎ウイルスに感染していないかどうかを妊娠初期で検査をするようにしましょう。母親の感染が分かったら、さらに感染のしやすさの目安となる抗原検査を受けるようにします。この抗原検査で陽性との結果が出た場合の胎児への感染率は100%であると言われており、この内の80~90%はキャリアとなります。抗原検査が陰性であった場合の感染率は約10%でキャリア化するということもほとんどありません。しかし、油断は出来ません。稀ではありますが生後2~3ヶ月で劇症肝炎になる可能性があると言われています。
具体的な予防法としては、生まれてきた赤ちゃんにワクチンを接種するということです。そうすることにより、ほとんどの場合でB型肝炎ウイルスの母子間での感染を防ぐことが出来ます。ワクチンについては、生後12時間以内、遅くとも48時間以内を目安にHBIGの初回注射を、生後2ヶ月の時に2回目を行うことになります。ただし、2回目の注射に関しては、母親の抗原検査の結果が陽性であった場合には必ず行われますが、陰性であった場合には省略されることもあります。そしてB型肝炎ワクチンは生後2~3ヶ月時に初回をそれから1ヶ月後に2回目、さらに2ヶ月後に3回を接種することになります。
B型肝炎を赤ちゃんにうつさないために
妊婦さんは、お腹の赤ちゃんに病気を移さないためにも、妊娠初期に血液検査を行い、さまざまな検査を病院でしてもらいます。
その中でも、B型肝炎にお母さんが感染している場合は、赤ちゃんに移してしまわないために処置をする必要があります。
お母さんのB型肝炎が陽性の場合であっても、HBe抗原が陰性の場合は、ほとんどの場合赤ちゃんに感染する事はありませんが、100%感染しないわけではありませんので、母子感染予防が必要になってきます。
逆にHBe抗原が陽性であった場合は、100%赤ちゃんに感染してしまいますので、確実に母子感染予防を行っていくことが非常に重要です。
B型肝炎への感染は、妊娠中は胎盤から赤ちゃんへ移してしまうという事はないようですが、出産時に母親の血液にさらされることにより赤ちゃんへ感染してしまうようです。
そのため、赤ちゃんは生後感染予防のためのワクチンを接種する必要があります。高力価HBsヒト免疫グロブリンというワクチンやB型肝炎ワクチンを初回は生後12時間以内に接種します。
その後も生後1か月と生後6か月にワクチン接種を行い、感染していないかの検査も行っていきます。
これらの母子感染予防を行う事により、赤ちゃんへのB型肝炎感染を防ぐことが可能となります。
特に初回は生後12時間以内にワクチン接種を行う必要があるため、きちんと妊婦健診を実施してもらい、医師が出産後すぐ母子感染予防を行えるように情報を把握してもらっていることが重要になります。
お金がかかるからという経済的理由や、忙しいからなどといって、中には妊婦健診をきちんと受けていない妊婦さんもいらっしゃいますが、お腹の赤ちゃんを守るためには、きちんと健診を受けて、問題があれば、早い段階から医師に対処してもらう必要がありますので、必ず妊婦健診は確実に受けるようにしましょう。
また、緊急で、出産予定とは異なる産婦人科で出産する事になってしまった場合にも、母子手帳を提出して、情報を把握してもらうために、出かける際は、必ず母子手帳を持参しておきましょう。
B型肝炎の母親が赤ちゃんに気をつけることって?
B型肝炎ウイルスと呼ばれるウイルスに感染することにより、肝臓の細胞が壊れることで働きが悪くなる病気のことをB型肝炎と言います。感染した時期や健康状態により、急性肝炎と慢性肝炎の2つのタイプに分けることが出来ます。
感染経路として最も多いものが、母子感染です。そのため、赤ちゃんのお世話の際気を付けることがいくつかあります。まず、乳幼児期になりがちな口移しで食べ物をあたえるのは感染の原因となることがありますので、行わないほうが良いでしょう。なお、母乳については、母親がB型肝炎ウイルスに感染していたとしても、赤ちゃんへの感染防止がしっかりと適切に行われていた場合には、感染のリスクが無いため、授乳制限をする必要はありません。
ただし、母親の乳首に傷があり出血している場合には感染防止をすることが出来る量を上回るB型肝炎ウイルスが口の中の粘膜を介して赤ちゃんの血液中に入ることで感染してしまう可能性がありますので、傷が治るまで授乳は避けるようにしましょう。
母親にB型肝炎ウイルスの感染が見られた場合でも、出産直後の赤ちゃんにワクチンなどを接種することにより、母子感染を予防することが出来ると言われていますので、対策をしっかりととるようにしましょう。そのためには、出産が分かったら、B型肝炎ウイルスへの感染の有無を確かめるようにすることが大切になります。その他にも、怪我をした時などには注意が必要となります。