B型肝炎の検査は大きく分けて3種類になります。
B型肝炎ウイルスに感染しているか確認する【B型肝炎ウイルス検査】
①血液検査を行いHBs抗原の状況を確かめ、Howell-Bunger Valve(以下HBV)の感染状況を調べる。
HBVに感染しているかどうか判断するためには、感染してからおよそ2~3ヵ月が必要とされています。
<HBs抗原が陽性の場合> HBVに100%感染。
<HBs抗原が陰性の場合> HBVの感染は限りなく低い。
②先の検査でHBs抗原陽性の場合、HBe抗原とHBe抗体について検査します。
<HBe抗原が陽性でHBe抗体が陰性の場合> HBV増殖力強い 肝炎の程度も強い 他への感染力高い。
<HBe抗原が陰性でHBe抗体が陽性の場合> HBV増殖力弱い 肝炎は沈静化 他への感染力低い。
※例外として仮にHBe抗体が陽性でも肝炎が進行し病態が悪化すること事もあります。
急性B型肝炎を発症して治癒した人やB型肝炎ワクチンを接種した人はHBs抗体が陽性になります。
HBs抗体が陽性の人は仮にHBVが体内に入ってきてもB型肝炎ウイルスが排除され、肝炎を発症する事はありません。
HBVのウイルス量を具体的に数値化したものがHBVDNAといい、インターフェロン治療や抗ウイルス薬を使用した治療効果を調べる際の数値です。
①肝機能検査はAST (GOT)/ALT (GPT)の血液検査を行い肝炎を発症しているのかを調べる。
<正常値の場合 > 40-50 IU/ml未満。急性肝炎、
<慢性肝炎の場合> 正常値と比べて異常に高い値。
(数値が高い程、症状が進んでいる。 長期間であれば病状も進行している。)
慢性のB型肝炎患者は、若い頃から急性増悪を繰り返しているので30~40代で肝硬変まで悪化してしまう可能性も高くなっています。
②血清ビリルビン値についても検査をする。
肝機能障害や胆管障害などがあると、ビリルビンが血液中に増加してきます。
ビリルビン値を調べれば、それらの臓器の障害の有無や程度を知ることができます。
肝生検は肝臓の組織の一部を腹腔鏡や腹部超音波装置を用いて採取し、肝炎の進行状況(慢性肝炎や肝硬変など)を確認の検査です。
採取した組織に特殊な染色を行い、顕微鏡で肝臓組織を慢性肝炎なのか肝硬変かなど詳しく調べます。